ご挨拶
北海道南幌高等学校長 矢 橋 佳 之

 

北海道南幌高等学校のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

 

本校は、アイヌ語で「大きくゆったりとした川曲がり」を意味する“ポロモイ”に由来し、千歳川、夕張川、旧夕張川に囲まれた肥沃な土がもたらす自然の恵みが豊かな南幌町に位置しています。

 

昭和33年4月に定時制農業科の北海道幌向高等学校として開校し、38年の北海道南幌(みなみほろ)高等学校への改称、43年の町名変更に伴う北海道南幌(なんぽろ)高等学校への呼称変更、50年の全日制普通科への転科を経て、現在に至る創設64年目を迎える歴史と伝統を兼ね備えた学校です。

 

いよいよ令和5年3月の閉校まで残り1年となりました。

11月には閉校記念式典も予定されています。

2年前に本校に着任以来、「最後の一瞬まで輝き続ける南幌高校」をテーマにさまざまな挑戦を続けてきました。

本校ゆかりの方々をたずねる『南高forever』、オリジナルキャラクター”いっちー”の誕生、オリジナルソング「いつか軌跡となる道へ」の作成、南幌町の良さを探る探究学習「南幌学」…。閉校となることを知りながら入学してきた生徒たちに「南幌高校で良かった」と思ってもらいたい。そのためにできることは何でも挑戦する。そんな2年間でした。


最後の年に掲げた目指す学校像は「Challenge!」”成長の最大限化に挑戦する。”です。


最後の在校生6名に教職員12名という人数の少なさはデメリットとも言えます。

屋久島の言葉に「人は人中、木は木中」(木は木の中で育つように、人は人の中で育つ)とあるそうです。少しでも生徒の人間関係を豊かにするため、同時期に閉校となる青森県立金木高等学校との交流によるヨコの関係、同窓会との行事連携によるタテの関係、さまざまな地域の方々とのナナメの関係の充実をはかり、少しでも豊かな人間関係の中で生徒を育んでいきます。

また、人数の少なさは逆に「北海道で一番手厚い高校」というメリットだとも考えられます。生徒一人ひとりの成長に寄り添ったきめの細かい指導により、成長の最大限化に挑戦していきます。


 本校を支えてくださる保護者の皆様や同窓会の皆様、さらに地域の皆様のご支援を賜りながら、南高生たちが自然と人の恵みが豊かなここ南幌の地で学んで良かったと実感できる充実した高校生活が送れるように教職員一丸となって、仕上げの1年間に挑戦していきます。


皆様の変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。

令和4年4月
 
令和4年度 学校経営方針・学校経営シラバス
   
           ↑令和4年度学校経営方針↑               ↑令和4年度学校経営シラバス
 
校長室から
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2020/12/25

良いお年を。

| by 校長
今年も残り1週間。
令和2年は激動の1年でした。

4月に新年度が始まり、1か月もたたずに再びの臨時休校。
行事を見直し、ほぼすべて中止か延期。
学校祭は中止も頭をよぎりましたが、たとえ規模が小さくなっても開催できないかと考え、やっと先日「学校祭&体育祭」として実施できました。
授業時数回復も必要でしたが、万が一の事態を考え、冬休みは更なる調整のため極力削減せず、夏休みを大幅削減するという決断をしました。
その結果、「学校祭&体育祭」を実施するまでは、授業しか行われていないような状態でした。

そんな困難を共に乗り越えようとご協力いただいた生徒・保護者・地域の皆さま・教職員はすべて本校の大きな財産です。改めて感謝申し上げます。

昨日から冬休みに入りました。
終業式では3つのお願いをしました。
 1 事件・事故をおこさない。巻き込まれない。
 2 新型コロナウイルスに気を付ける。
   (対策は続ける。誰もが感染してもおかしくない状況。感染した人を責めることは絶対にしない)
 3 3学期始業式には全員が笑顔で集まる。
   (そのために、どうにも辛いことがあったら、学校や相談窓口を頼る。)

一昨日、美術・イラスト部の生徒がステキなリースを持ってきてくれました。
殺風景な校長室に癒しを与えてくれています。

さて、来年は丑年です。
牛のようにでんと構え、「牛の歩み」でゆっくりと、でも確実に前に進む1年にしていきたいと思います。

令和2年、大変お世話になりました。
皆さまにおかれましては、ぜひご自愛いただき、どうぞよいお年をお迎えください。

08:55